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思い出探偵

鏑木 蓮 PHP研究所 2009-02-14
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おすすめ平均 starAve
star1思いやりと真心の「思い出探偵」

by ヨメレバ
私のおすすめ度 ★★★★★ 暖かい気持ちがつまっています

先日読んだ「白砂」で知った鏑木蓮さんの作品を他にも読みたいと思って2冊借りてきました。
この「思い出探偵」と「東京ダモイ」。
借りてきたものの「東京ダモイ」はものすごく重い話に思えたので、先に軽そうなのに手がのびました。


かけがえのない思い出、それにかかわる「もの」「ひと」、そして「こと」を探す手伝いをする、
「思い出探偵」という事業を始めた、元刑事の浩二郎。
スタッフは、元看護婦、役者を目指す若者、昔の担当した事件の被害者家族の少女。

小さなガラス瓶、古いお守り袋、折り鶴など、わずかな手がかりから、
探っていく、推理力・捜査力、そして思いやり。
調査していくうちに、その思い出は、必ずしも思っていたようないいものではない
とわかる場合もありますが、誠実に対応してきれいごとで済ませない。
提出した報告書に、依頼者が納得しないなら、実費しか請求しない、といっても
依頼者は納得して、きちんと請求書どおり支払っていきます。本当に感謝して。

特に、「折り鶴」の話はもすごく、美しいお話だな、と思いました。

ある一話では、悪者がでてきて、それまでの温かみのある話から一転するところがありました。
スタッフの過去の悲しい「思い出」と、スタッフ一丸となって守る姿勢がすごかったです。
そういう意味では、この部分もはずせない内容なのかな、と思いました。

第一章から依頼が登場し、各章で少しずつその捜査が進んでいく様子はあって
最終章ではその案件名「少女椿のゆめ」が大詰めとなります。
結末がかかれず、読者の想像にまかせて終わります。

よかったです。続編がでないかと楽しみにしています。
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【2010/10/06 08:36】 | 読書
【タグ】 鏑木蓮  
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